緑内障 原因
緑内障とは、何らかの原因で視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気です。
眼圧の上昇が主な原因とされています。
目の中には房水という栄養を運んでいる液体が流れていて、産生と排出のバランスが
保たれた状態が正常といえますが、排出が悪くなることが原因で眼圧が上昇してしまいます。
しかし、なぜ房水の排出が悪くなるのかといった原因はわかっていません。
緑内障 症状
一般的に緑内障の自覚症状はほとんどなく、知らないうちに症状が進行していきます。
視神経の障害は非常にゆっくりと進行し、視野が狭くなるのも少しずつであるために、
目に異常を感じることはあまりありません。
それに対して、急性の緑内障の発作もあります。
急激な眼圧の上昇で、目の痛み、頭痛、吐き気など、激しい症状を伴うこともあります。
進行すると、視野の障害が進み、失明の危険性もあります。
緑内障 治療
一度障害を受けた視神経が元に戻ることはありません。
病気の進行(症状)を抑えることしか出来ないのが現状です。
ですので、早期発見、早期治療が重要で、定期的な眼科での診察を受けることが大切となります。
緑内障の進行を抑える治療に有効な手段は眼圧を下げておくしかありません。
治療方法としては、点眼治療、レーザー治療、手術があり、一般的には点眼治療が主です。
常に眼圧を低くしておく必要があるために、緑内障の治療は一生涯にわたります。
予防法は特にありませんが、喫煙は視神経の血液の循環を悪くするので、禁煙をする必要があります。